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ぼくのかんがえた最強のMac用キーボード(ハードとソフトハックでMac用のRealforceを作る)

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スタパ齋藤氏がMacのキーボードについて悩んでいるのを読んで、おれも1年ほど前にMacBook ProからMac miniに乗り換えた際に相当悩んだことを思い出したので、せっかくなので今の環境をまとめておく。特にキーボードは個人の好みによるところも大きいので、一例として話半分程度に聞いてもらいたい。

おれはスタパ齋藤氏と違って物書きではないけれど、たまにコードを書きたいこともある。やはりコンピュータとのインターフェイスであるキーボードにはそれなりにこだわっておきたい。そして、現在使っているキーボードはズバリ、東プレのREALFORCE87UBである。静電容量無接点方式のキーボードで、テンキーレス英語配列の黒色のモデルだ。

当初はスタパ齋藤氏と同じくApple Wireless keyboardを使っていたが、いかんせん薄い、薄くてとても打ちづらい。短時間ならともかく、長時間使っていたら腱鞘炎にでもなりそうだ。もしやAppleの社員はキーボードを使わないのではないかと疑いたくなる。Mac向けのアクセサリを販売しているバード電子からApple Wireless keyboardの下に敷いくことでかさ上げするアクセサリも売られているようだが、自分にあった別のキーボードを探すことにした。

キーボード選び

新しくMac用キーボードを買うにあたっての要件は以下の通りである。

  1. キーストロークがあり、快適な押し心地であること→少々高くても構わないので気持ちよく入力できるジョリーグッドなデバイスがいい。
  2. Mac向けのレイアウトになっていること→Windows向けの製品だと特に特殊キーのレイアウトがMac向けと異なって、使えるがストレスの原因になる。
  3. 英語配列であること→日本語配列はスペースキー周辺がごちゃごちゃしていて好きじゃない。
  4. コンパクトであること。テンキーは不要。ただし、変態配列でないこと→机の上を広く使いたいので、フットプリントは小さい方がうれしい。ただし、使い勝手は犠牲にしたくないので、コンパクトなあまり変態的なレイアウトになっているのは困る。
  5. できれば黒色のモデルがいい→黒の方が汚れが目立たないし、中二病的には漆黒の闇の色の方がなんだかカッコイイ。(家具が黒系なので合わせたい)

以上の要件に基づいて探してみると、驚くほど対象が少ない。世の中にはあまたのキーボードが売られているはずだが、Mac向けとなると数がぐっと少なくなる。iMac付属のペラペラキーボードで満足するライトユーザと、MacBook Proを使うパワーユーザが多く、わざわざ値のはるキーボードを買うようなユーザが少ないのが実際のところではないかと思う。需要のないところに製品なしである。Oh...

数少ない選択肢の中でそれなりの打鍵感を持つキーボードは、HHKB Professional2か、Matiasのmini tactileproあたりだろうか。HHKBは東プレの静電容量無接点方式、Matiasはメカニカルスイッチである。HHKBはProfessionalラインの英語配列のモデルはカーソルキーを持たない。サーバでは長らくFreeBSDをつかっているので、hjklでのカーソル移動は身にしみているとはいえ、デスクトップではカーソルキーくらい使いたい。MatiasはALPSのスイッチにインスパイアされたスイッチを使用していて、別のモデルで試した限りでは打鍵感は悪くないが、キートップに余計な刻印があるのが気になる。それにメカニカルスイッチは打鍵音が若干耳につく。

そんな折、実家に置いていったREALFORCE106(LA0100)を久々に触ったら、やはり静電容量無接点方式しかねえなという気持ちになった。スコスコ入るキートップ最高!そこで現行モデルのRealforceを買うことに決めた。残念ながらMac向けのレイアウトにはなっていないが、そこはカスタマイズだ。因みに、10年近く前の106は少しもやれていなかったので、会社で第二の人生を送らせることにした。

REALFORCE87UBを購入

残念ながらRealforceにはMac向けのモデルがないので、Windows向けのモデルの中から比較的要件にあうREALFORCE87UB(SE17T0)を選んだ。スコスコ入る静電容量無接点方式だ!英語配列だ!黒だ!かっこいい!ただ、どうしてか打鍵感は何年も前のREALFORCE106の方が良かった。REALFORCE87UBも十二分に気持ちいいのだが、106の方がいかにも静電容量無接点方式という感じで、キーを押し込んだ際のなめらかさが際立っている。すべてのキーがそんな感じだったので、不良ではないだろうし、ここは諦めることにした。ちょっと残念だけど。

さて、このままUSBで接続すればMacでも一通り使えるが、自分好みになるようにカスタマイズしていく。

CtrlとCapsキーの入れ替え

利用頻度の高いCtrlキーは指の届きやすいAキーの隣にあってほしい。REALFORCE87UBは背面のDIPスイッチを切り替えることで、両者を入れ替えることができる。交換用のキートップも付属しているので、刻印と入力が不一致になることもない。また、どちらのスイッチ部分にもLED仕込まれているので、入れ替えた状態でもCapsLockのランプを視認できる。
該当のキーはOSXの標準機能でも入れ替え可能なので、切替機能がないキーボードでも簡単にスワップすることも可能だ。刻印と入力は不一致になるが。(コントールパネル>キーボード>修飾キー)
なお、付属のキートップの引き抜き具は金属製でキートップを力を入れた際に傷つけやすいので気をつけて欲しい。実はちょっと傷つけた。プラスティック製の引き抜き具か、ダイヤテックのFKP01を使おう。

ダイヤテック KeyPuller FKP01

ダイヤテック KeyPuller FKP01

Commandキーを使いやすく

Windows向けのキーボードをMacに接続するとWindowsキーがCmdキーとして機能するが、WindowsキーMacではCmdとして動作)とAltキー(MacではOptionとして動作)の順番がWindowsMacでは逆になっている。MacではCmdキー多用するので、標準的なレイアウトでは入力しやすいように中央のスペースキーに近い場所に配置されており、サイズも他のキーよりも幅広になっている(Option、Cmd、スペースの順)。しかし、Windowsではスペースの隣はAltになっていて、サイズもWindowsキーよりも広い(Windows、Alt、スペースの順)。ヘッダにも比較画像を載せておくので参考にして欲しい。このままではCmdキーが使いづらいので、Altキーと入れ替えることにする。こちらは、CtrlとCapsと違いDIPスイッチは用意されていないので、ソフトウェアで対応することにする。

入れ替えには、Karabinerを利用する。KarabinerのPreferenceから以下の設定を有効にする。

  • Command_L to Option_L
  • Command_R to Option_R
  • Option_L to Command_L
  • Option_R to Command_R
  • Don't remap Apple's keyboards(必要に応じて)
  • Disable all settings while you are using virtual machine(必要に応じて)
とどめのキートップの入れ替え

上記の2つで思い通りに入力できるようになったが、どうしても気になることがある。それは、CmdとOptionキーを入れ替えたことで入力内容とキートップの刻印が一致しなくなることである。Cmd用のキーの刻印はAltで、Option用のキーの刻印はWindowsマーク(しかも妙に凝った彫りがある)になってしまう。CtrlとCapsと違い交換用のキートップも付属しないので、こればかりはどうしようもない。そんな中、HHKBが東プレ製だったことを思い出して確認してみると、交換用のキートップ(PD-KB400KTB)が売られていることがわかった。HHKB英語配列のモデルは、レイアウトがMac寄りなので、幅広のCmdキー(刻印は◇と右上にCmd)とOptionキー(刻印はAltと右上にOpt)が含まれている。キートップはバラ売りはされておらず、フルセットで4000円ちょっと安くはない。このキートップRealforceWindowsキーとAltキーの入れ替えできれば、この不一致問題も解決できる。ただ、HHKBキートップRealforceに刺さる保証もない。

リスクもあるが、結局チャレンジしてみることにした。到着したキートップを比較してみると、RealforceHHKBで形は同一(に見える)で、刻印の色は若干HHKBの方が濃い。また、フォントも若干異なる。ただ、RealforceHHKBも黒のキートップに墨(グレーぽい黒)の刻印とコントラストを抑えて刻印内容が目立たないようにしているので、よほど目をこらして見てみないと両者の違いはわからないだろう(白モデルはどうかわからないが)。おれは刻印の不一致の方が気になるので、まったく問題にならない。因みに、Macで言うところのReturnキーやDeleteキーがEnterやBSの刻印になっているのが気になるようなら、こちらも交換すればいい。ただ、どちらも刻印された文字数が多いので、フォントの違いが目立つかもしれない。

完成形

綺麗な写真ではないが、下記の写真が入れ替えた後の写真。当然スペースバーの右側も同じように入れ替えてある。これを見れば、Realforceのレイアウトが標準的なMacのものになっていて、違和感なく使えることがわかるでしょ?

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不具合(追記)

書き忘れていた。1点困ったことがあって、スリープ状態からRealforceのキーを押して復帰させると、それ以降USBを差し直すまでキー入力が一切できなくなってしまう(Mac mini Late 2014で発生)。トラックパッドやマウスのボタンから復帰させれば回避できるものの、いささか面倒くさい。検索してると既知の不具合のようだが、根本的な解決策はない模様。ついついキーボードのボタンを押してスリープ解除してしまう人は、スイッチ付きのUSBアダプタか延長ケーブルを用意した方がよさげ。

アイネックス USB電源スイッチアダプタ ADV-111

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クリスティアーネ・レーアの展覧会を見にヴァンジ彫刻庭園美術館へ行ったらとても良い美術館だったのでぜひ行くべき

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三島のヴァンジ彫刻庭園美術館まで足を伸ばしたら、とても良い感じの美術館だった。

  • 緻密に計算されたランドスケープデザイン。入り口の回廊を抜け、庭園に足を踏み入れた瞬間に広がる勝景はなかなかのもの。この一連のシークエンスから訪問者の体験にとても気を遣った設計であることがうかがえる。
  • きれいな建物。庭園の中央に位置するコンクリート造の美術館は、とてもきれいな状態である。竣工して比較的日が浅いのと、メンテナンスも良くされているのだろう。
  • 起伏のある庭園。個人的に高低差のある庭園が好きというのもあるが、特に美術館の奥に広がる庭園は緩やかな起伏が気持ちいい。
  • 居心地の良い庭園。庭園美術館だけあって、きれいに整備されているのはもちろん、クレマチスの丘と称していることもあるのか、花の数も多い。特に庭園の端に位置する花壇の一角は秘密の花園とでも言おうか。(こういう花壇を指す専門用語がありそうだけど、なんて呼ぶのだろうか)
  • 騒がしくない。日曜日の昼頃に出かけた際は、まあまあの人出だったけれど、全体的に騒がしくなく、落ち着いた雰囲気だった。
  • 基本的に撮影可能。今回のクリスティアーネ・レーアの作品も含めて撮影が可能だった。美術撮影の専門家が撮影した作品集が一番綺麗なのは間違いないけれど、自分で撮影するのもまた楽しい。ただ、撮影する際は周りに気遣って。

他にも似たような美術館はあって、そちらの方がもっと多くの作品を展示していたりするけれど、やたら広くて一回りするのも大変だったり、どうにも騒がしく落ち着かない思いをしてきたおれにはここがとても良い心地のよい美術館だった。

因みに、敷地内には別の美術館もあったりして、全体ではそれなりの規模の施設のはず。いったいどこが運営しているのだろう。

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せっかくなので、クリスティアーネ・レーアについても記しておく。クリスティアーネ・レーア(CHRISTIANE LÖHR)は、植物の種子や動物の毛を用いた作品を作るドイツの作家さん。まじこいではない。彼女が作る立体作品は、息を吹きかけると飛んで行ってしまいそうに繊細だけれども、中に確固たる世界を持っているようでその見た目と反した力強さを感じる。日本ではそれほど名の知れた人物でないないし、会期終了も1週間後に迫っているが、ぜひとも三島まで足を伸ばして欲しい。損はさせない。

女の子を連れて行くと、喜ばれると思いますよ。

NASをQNAPのTS-451に買い換えた

きっかけ

自宅用のNASとして7年ほど使ってきたNETGEARのReadyNAS NV+がさすがに古くなってきたので買い換えることにした。過去、NASを使うのを止めてクラウドへの移行を試みた時期もあったものの、写真や動画といった大容量のファイルの扱いが不便で結局NASを捨てにるに至っていない。

[QNAP]Turbo NAS TS-451

[QNAP]Turbo NAS TS-451

機種選び

今、ホーム向けのミドルクラスNASを買うとすると、QNAP、Synology、ASUSTORあたりが候補になるかな。7年前はNETGEARとQNAPで随分迷ったんだけど、QNAPはまだ実績も少なくサポート体制も貧弱だったので止めたんだった。今だとASUSTORがそのポジションだろうか。もっとも、今やこのクラスのNASもすっかり身近になって、代理店の体制も整っているので、昔のように懸念もないだろうけど。

パフォーマンスやソフトウェア面の拡張性を考慮してx86系(今やx86搭載機でもだいぶ安い)の4ベイモデルで絞り込むと、QNAPのTS-451とSynologyのDS415+が候補になった。SynologyのDS415playも検討したものの、こちらはボリュームの上限サイズが16TBで少々心許ない。ASUSTORはスペックの割に値段は安いが、まだ歴史が浅く、使い勝手や作り込みが未知数だったのでパス。NETGEARは圧倒的な信用と長期間の保障があるものの、商品力がイマイチで個人がオモチャとして遊ぶには面白みに欠ける。嫌いではないのだけど。

結局、ファンのサイズだとかHDMI端子の有無でTS-451を選ぶことにした。主にハード的な理由。蛇足ながら、個人的な印象としてはハードはQNAP、ソフトウェアはSynologyに長があるように思える。SynologyはCloud連携でOneDriveが、VPNサーバでIPSecを選べるのにQNAPではどちらも使うことができない。管理画面もSynologyの方がデザインも分類もきれいにまとまっている気がする。ついでにSynologyは最近リリースされたベータ版のファームウェアでDockerが使えるようになったらしい。Dockerは好きなのでちょっとうらやましい。

Synology DiskStation DS415+ クアッドコアCPU搭載4ベイNAS CS4960 DS415+

Synology DiskStation DS415+ クアッドコアCPU搭載4ベイNAS CS4960 DS415+

インプレッション

承知していたとはいえ、ガワ、そしてHDDトレイまでもプラスティックで非常に安っぽい。しかも、電源は巨大なACアダプタ。もっとも、このクラスだとSynologyも似たようなものなんだけど。メルコの安物ハブかよ。今まで使っていたReadyNASが電源内蔵のがっしりとした金属製だったので、質感の差はいかんともしがたい。特にHDDを4台搭載したときの重量感は段違い。実用上には支障がないとはいえ、HDDは発熱体だし金属製の方が精神衛生上よろしい。まあ、金属筐体がほしければエンタープライズラインを購入せよってことなんだろうけど。あと、重量が軽いのでHDDのシーク音が響きやすいというのはあるかもしれない。搭載したWDのRedラインが結構ゴリゴリいうタイプだからかもしれないが、そこそこ耳につく。

せっかくなのでメモリも増設した。規格はDDR3L-1600のSODIMM。手元にDDR3-1333しかなかったので、ツクモでCFDのD3N1600PS-L4Gを2枚購入。安メモリだけど動作には問題なかった。この手のアプライアンスの場合は、ベンダ指定品を購入する方がいいとは思うけど。メモリスロットにアクセスするには筐体からライザーカードまですべて分解しないといけないので、構築前に増設しておいた方がいい。

データマイグレーション

さて、古いNASから新しいNASにデータを移行させなければならない。今回は新しいNAS(TS-451)から古いNAS(ReadyNAS NV+)の共有フォルダをNFSでマウントしてrsyncでファイルをコピーすることにした。因みに、反対に移行元でNFSマウントとrsyncを実行した場合は、どうもCPUがボトルネックになっているようでスループットが4MB/s程度と振るわなかった。NFSを使わずrsyncのデーモン(rsync://)を指定した場合も同様。

  1. 移行元、移行先の双方でNFSサービスを有効にする。移行先でも有効にするのは、NFSでマウントするにはportmapが必要なため(NFSを有効にすれば必要なportmapも立ち上がってくる)。移行後にNFSを使う予定がないなら、作業完了後に改めて止めてしまってもかまわない。
  2. コピー時にパーミッション関係のエラーが発生しないように、移行元の共有フォルダ設定で移行先のNASIPアドレスにroot権限を付与する。(要はno_root_squashを指定する)
  3. 移行先で共有フォルダをマウントして、rsyncを実行する。最後にパーミッションを付け直してやる。

# mkdir /mnt/nfs_tmp
# mount -t nfs 10.0.0.100:/data /mnt/nfs_tmp
# rsync -rltDv /mnt/nfs_tmp/ /share/data 2>/share/homes/admin/data_err.txt
# chown -R user:everyone /share/data/

rsyncのオプションは-aでもいいんだけど、移行元と移行先のUIDが違ったりして面倒なので、ファイルオーナーやパーミッション関係のオプションを落としてコピーした。

Kodi(旧XBMC)のスキップ秒数を調整する

HDMIで映像を出力できるので、管理画面からHDステーション(HybridDesk Station)を有効にしてKodiを使ってみる。因みに、動画再生ソフトはHD Player(XMBC)とKodiの2つがインストールできる。XMBCは今はKodiと呼ばれているので、なぜ同じようなものが2つもあるのかはよくわからない。取りあえず、Kodiを使うことにした。
CPUに余裕があるだけあって、Raspberry Piと違い実用的に使える。MPEG-2 TSの再生なんかも問題なし。メモリを買うときにツクモで見かけた2000円弱の純正リモコンがあるとさらに便利。スマホのリモコンアプリでもいいし、MPC用のリモコンも使えるみたい。(Youtubeアプリを使うときはリモコンアプリじゃないと文字入力ができなくてつらい。)
ただ、リモコンのスキップボタンが前方後方とも30秒スキップでいささか使いづらい。Kodiの公式wikiを確認すると、設定ファイルでそれぞれスキップ時間を指定できるようなので、設定ファイルを編集した。

# vi /share/CACHEDEV1_DATA/.qpkg/KODI/root/.kodi/userdata/advancedsettings.xml

<advancedsettings>
<video>
<timeseekforward>30</timeseekforward>
<timeseekbackward>-10</timeseekbackward>
</video>
</advancedsettings>

取り合えず、使用しているテレビとあわせて30秒スキップ、10秒バックにした。因みに、ファイル状況を確認してみると、HDStationはディレクトリをchrootしているぽい。

注意点など

findコマンドはexecオプションが使えない

移行の際にWindowsのThumbs.dbやMacの.DS_Storeといったゴミファイルを削除しようと-execオプション付きでfindを実行しようとするも、失敗してしまう。どうもbusyboxを使っているらしく、execの実装がないみたい。フォーラムには、ipkg install findutilsでフル版のfind入れれば使えるよと書かれているけれど、アプライアンスのシステム周りをいじるのは後々のトラブルの原因になりそうで気が進まない。NFSマウントさせた*nixあたりで実行するのが手っ取り早いか。

不可視の.@__thumbフォルダが大量作成される

シェルから共有フォルダを見てみると、共有フォルダのあちらこちらに.@__thumbというフォルダが散見される。どうもメディアライブラリ機能がオンになっていると、スキャン対象となっているフォルダの各階層に.@__thumbというフォルダを作ってサムネイルを勝手に保存していくらしい。お節介がすぎる。取りあえず、メディアフォルダから通常使っているデータフォルダを除外した。

HDMI出力はHDMI-CECに対応していない

HDMI-CECってなんぞやというと、HDMIに制御信号を流すための規格。よくテレビメーカ各社が○○リンクと称して、周辺機器の電源投入や入力の自動切替機能などをうたっているアレ。これに対応していると、先ほど書いた機能の他にも、例えばテレビリモコンのコードをパススルーしてKodiの操作ができたりするのだけど(KodiにおけるCECの詳細はここ)、残念ながらQNAPのNASはCECに対応していない模様。残念。Raspberry Piでさえ対応しているんだからさー。因みに、Asustorは外部アダプターをつなげればCEC対応にできるみたい。 外部アダプターを購入しなければならないとはいえ、libCECを組み込めば良いだけだし、QNAPも対応して欲しい。

満員電車で曲がったiPhone 6の修理は本体交換で税別31800円取られるからサラリーマンは注意しよう

f:id:ponkotsu:20150124212635j:plainそれは木曜日だったか、朝会社に到着するなり早速ネットでもとスマホを取り出すと、どうにもおかしい。仕事に取りかからないおれが一番おかしいが、とにかく手に持ったiPhone 6の画面上部がちょっと遠い。不審に思ってiPhoneをぐるりと回してみると、なんとびっくり、本体の上部が背面に向かって湾曲しているではないか。そこには立派に曲がったiPhoneの姿が!ががが!

購入当初からデカい、ダサいとさんざんdisってきたiPhone 6だが、そうは言っても大切な道具をないがしろにできない。自分なりに丁重に扱ってきたつもりである。ネットで曲がりやすいという話も聞いていたので、尻ポケットにも一度も入れずに使ってきたはずなのに。(そもそも尻ポケに物を入れる習慣がないのだが)しかし、目の前にあるiPhoneは間違いなく曲がっている。それもずいぶん曲がっている。しかも、まったく心当たりがない。その朝の通勤電車はなかなかの混雑だったので、もしかすると道中かなり強く押されたのかもしれない。

筐体はずいぶんと歪んだが、幸いにも液晶や前面のガラスは無事なようで、他の機能も問題なさそうである。とはいえ、今後どうなるかわからないし、何よりも精神衛生上よろしくない。まずは、Apple Storeのジーニアスバーの予約を取ることにした。しかし、繁盛しているらしく、マトモに予約できるのが1週間後の木曜日である。ひどい。昔よりもますます予約取りづらくなってるじゃねーか。

心を落ち着かせるために、インターネットで「iPhone 6 曲がった 修理」と検索しても、”iPhone 6 plusは曲がっても補償されるらしいよ”という発売後に世を騒がせた強度不足疑惑についてのコピペブログばっかりで参考にならない。おれは実際に曲げて修理したヤツの話が聞きたいんだよ。どちらにしろ、これだけ曲がったiPhoneをタダで交換してもらえるとは思えず、修理費用を払うにしても幾らになるのかただただ気になるばかりである。その後、ジーニアスバーの予約画面をリロードしまくり、何とかキャンセル分と思われる土曜日の枠を予約して、土曜の今日、ジーニアスバーに行ってきたので、顛末をここから書く。

ジーニアスバーといえば、意識の高いスタッフの巣窟で、はじめの自己紹介ともなれば躊躇なくファーストネームを名乗ってくるといったあまりの異文化ぷりに、苦手(大嫌い)な場所の1つではあるのが、今日担当してくれたスタッフは自意過剰なこともなく、いたってマトモだった。やったね。

一通り顛末を語り、診断機能によるチェックを終えると、スタッフからは本体交換になり、税別で31800円になると告げられた。税込みだと35000円近くじゃねーか!あまりの価格に、「3GSからiPhoneは使っているが、こんなことは初めてだ。他にも曲がった人がたくさんいるのでは?」と嘆くと、「世間で騒がれたほど強度は弱くはないが、画面が大きくなったので、力がかかると曲がりやすいかも。たまに曲げる人はいるが、あなたiPhoneの曲がり方はかなりひどいとのこと」とのこと。

あの満員電車にはこれからも毎日乗らないと行けないわけで、今日本体交換をしたところで、また曲がらないとも言い切れない。もちろん、今後はiPhoneをしまう場所を変えるとか気は遣うだろうが、あれだけ押し込まれるとどうなるかわからない。そんなことを考え、何らかの対応をしてもらうことは諦めて、当分はこのまま使うことにした。


iPhone 6 / 6 plusの発売当初は強度不足問題がネットを賑わせ、曲がってもAppleは対応してくれるらしいなんて話もあって沈静化したが、少なくても日本のApple Storeではそうでないらしい。常識的に考えれば、本体の強度が弱いとしても、メーカがそう簡単に無償交換に応じるなんてことはないだろう。ジーニアスバーの場合、スタッフの裁量によるところも大きいので、必ずしも同じ結果にならないかもしれないが、それにしたって難しい気がする。満員電車で通勤、通学する人は注意するにこしたことはない。

しかし、Appleは日本の満員電車をなめすぎだ。今までiPhoneが壊れたり、壊したりしたことがなかったので、Apple Careの加入を考えたこともなかったが、こんな脆弱な筐体だったら入ったのに。そもそも、それがわかっていたら、iPhone 6を購入しなかったが。あの薄さや軽やかさを演出するにはアルミってーのはわかるんだけどよ。怖くてしっかりとした筐体にモデルチェンジするまでもう買えねーよ、iPhone

因みに、正規プロバイダではない街の修理屋に聞いてみたら、「筐体パーツは取り寄せることはできるが、背面にリンゴマークがないし、シリアル番号の刻印もなくなる。費用もかなり高いので、本体交換をしてもらうか、金属を平らに治してくれるショップに込んだ方がいい」とのこと。リンゴマークがないってのは、偽背面部品所持で修理屋の店長が逮捕された件によるんだろうな。修理は頼まなかったけど、親切なショップだった。

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そろそろインターネットのコンタクトレンズ屋についてひとこと言っておくか

使い捨てコンタクトレンズをインターネットの店から買うとまあ安く買えるのだけど、次のようなカラクリがあるようなので注意したい。店は価格コムあたりの価格比較サイトに安い価格を提示しておく。そして、何カ月後かにこっそりと価格を吊り上げる。我々消費者は手持ちのコンタクトレンズが少なくなれば、当然追加の注文しなければならない。とはいえ、毎回店を探し回ったり、ユーザ登録をし直すのも馬鹿らしいので、大抵は前と同じ店を利用する。さらに、店によっては注文履歴から同じ商品をボタン一つでショッピングカートに入れてくれたりするので、これ幸いと注文する。うっかりしていると前に注文したときよりも値上がっていることに気がつかない。

「いやいや、何言っているんですか。セールみたいなもんですよ。値段を戻す時にわざわざ言わないでしょ」という向きもいるかもしれないが、価格比較サイトに掲載された店を注意深く見てみると、運営元の名前こそ違うものの、所在地は同じビルにあったりして、どうも元締めは同じように見える。その元締めの数は多くない。結局、フロントとなる店ばかりが別の名前で日々増殖を続け、同じような手口を使っているので、損をしないためには店を渡り歩かなければならない。

小売りはとにかく露出する機会が多い方が良い(だから同じ店が楽天やヤフーに出店する)というのは間違いないだろが、この一見別の店を装って出店攻勢をかけまくるというのはだまし討ちのようで好きではない。

参入障壁のあるこの業界と、定期的に需要が発生するといった使い捨てコンタクトレンズの特性をうまく活用してるんだから、賢いといえばそうなのかもしれないが。

もちろんインターネットでまともに商売している店もあるだろうけどね。まあ、どこで買うにしろ、定期的に眼科の検診を受けるべきだぜ!

#そろそろも何ももう何年もこんな感じだと思う。

ASUS EeeBook X205TA を買ったのインプレッション的なメモを

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ASUSのEeeBook X205TAを買った。安くて、軽くて、バッテリー長持ちのWindowsノートパソコンだが、そのスペックはどちらかというとタブレットに近い。タブレットのパーツをノートパソコン仕立てにしたとでも言おうか。因みに、タッチパネルは搭載していない。

外出先からリモートでコンソールに接続する用事があり、軽いノートパソコンを探したところ、ちょうど12日に発売されたばかりのこの機種が目にとまった次第。値段は税込み3万5千円だという。十分に安い価格だが、アメリカで買えばさらに安くてたったの199USD。しかも、向こうで買えばキーボードもUS配列になるので、個人的には都合がいい。そんなわけで、12日にアメリカへ発注をかけて、15日に受け取った。ストレージが32GBというのは、さすがに不安だったので、一緒にSundiskの64GBのmicroSDも一緒に頼むことにした。こちらは国内で買うのと殆ど大差がないので、好きなところで買えばよろしい。

まだ十分に使っていないが、重量は想像通り軽いし、キーボードもたわんだりせず、特に不満もない。キーピッチもUS配列で17mmと一般的なサイズだと思う。ただし、液晶は値段相応といったところで、視野角をずらすとギラツブぽくなるのはいただけない。

ACアダプタはかなりコンパクトで、一般的なノートパソコン用というより、MacBook Air用のものに近い形状をしている。それよりも小さいけど。出力は、19V1.75Aの33.25W。必要電力が少ないことから、この大きさが実現したのだろうけど、どうせならコンセント側の端子が折りたためるようにしてほしかったね。コンピュータ側の端子はマイクロUSBを少し大きくしたような独自端子(おそらく)。華奢な印象で強度がちょっと心配だ。

内部ストレージは、初期状態で空きが16.9GB程度だった。ノートパソコンとしては、心細い数字なので、SDカードにデータを保存するなどの工夫で運用だろう。Windowsのエクスペリエンスインデックスは3.9だった。

因みに、Windows8からはどのエディションでも言語パックを無料でインストールできるので、どこで買おうが日本語表示に変更できる。また、底面に技適シールが貼られているので、Wi-FiBluetoothも問題とならない。訂正:背面にはW52/W53の屋外使用を禁止する日本語の注意シールは貼られているものの、技適マークはなかった。ただ、無線部は国内モデルと同じスペックで、仕向地にかかわらず日本語が書かれたシールが貼り付けられているくらいなので、内蔵されたBroadcomのモジュールは認証済みのものを利用しているじゃないかと思っている。

MP4に変換したFateなんかを見ても、CPU負荷は30%程度で困ることがない。しいて言えば、文字入力やソフトの起動の際に若干もたつくこともあるが、目くじらを立てるほどではない。

まとめると、ストレージは間違いなく少ないが、割り切って使うには悪くないと思う。特にキーボードつきでこれだけ軽いのであれば、持ち歩き用途にはもってこいだろう。欠点も少なくないが、なんせ199USDだ。細かいことをガタガタぬかしてんじゃねーよという説得力は十分ある。

参考にWinSATの結果やディスクのベンチマーク結果を貼り付けておく。

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京都の桂離宮と修学院離宮参観の非日常感はなかなかなのでぜひ行くべき

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9月頃の話になが、京都の桂離宮修学院離宮がことのほか面白かったので、今更ながら記しておく。

ハードル高き離宮

東京の浜離宮あたりは、今や公園として一般公開されているので、気軽に訪れることができるが、さすが京の都ともなる勝手が違うらしい。桂離宮修学院離宮のどちらも宮内庁の管理下にあるらしく、おいそれと立ち入ることも許されない。応募して受理された人間だけが、参観を許されるシステムになっている。事前の応募が必要で見学日は一部の時期除いて平日のみ、各日先着順、場合によっては抽選とハードルはまあまあ高い。今回は同行者が応募してくれたので、おれは何もしてねーけど。

旅行の日程上、午前中に修学院離宮、午後に桂離宮という少々落ち着かないスケジュールになったが、まあ仕方ない。貴重な参観なので、行けるだけでもラッキーというものだろう。

参観

当日は、参加者の名前や年齢が記載されたはがきと身分証明書を提示して入場する。ものものしい。参観は宮内庁のお兄さんやお姉さんが先頭について見所などを解説しながら、離宮内を案内してくれる。因みに、ケツ持ちとして皇宮警察の強面の兄ちゃんがしっかりと後ろからついてくるので、好き勝手なところを見て回るだとか、列から著しく遅れるといったことはできない。怒られたらこわいし。先頭は解説を聞きながら和気あいあいとやっているが、列の後ろにいると常に監視されている気がして、得も言われぬ緊張感と非日常感を味わうことができる。有り体に言えば落ち着かねえ。

どちらがおすすめか

世間的には修学院離宮よりも桂離宮の人気が高いようだが、個人的には高低差のある修学院離宮の方が箱庭感があって好ましかった。箱庭と呼ぶには少々スケールがデカい気もするが、まあそこは皇族様である。修学院離宮を作らせたという後水尾上皇が、比叡山の山裾の地形を生かしながら、自分好みの庭に仕立ていったのはさぞ楽しかったことだろう。おれもやりたい。

対する桂離宮の参観は決定的な欠点があって、メインの建物である古書院への立ち入りが許されていない。外からうかがおうにも、床面のレベルが地面からも高い上に、そもそも障子が閉ざされており室内を見ることができない。生殺しかよ。とはいえ、松琴亭の大胆な市松模様だとか、笑意軒のこった(ちょっと妙な)意匠なんかは面白いけれど。